2010年6月8日火曜日

ASME Innovation Showcase

先週ピッツバーグにて行われたASME主催のInnovation Showcaseというコンペティションに参加してきました。このコンペは、全米のエンジニアリングを専攻している学生向けに行われているだけあって、さまざまな発明品をみることができた。全米の中から10チームがファイナリストに選ばれ、今回の発表会で勝者をが決まりました。

1位に選ばれたのは同じD-labの車いすのクラスを教えているAmos WinterのLeverage Freedom Chair。先進国で使われているような車いすは、途上国の舗装されていない道では使えないところに着目し、レバーをつかった推進機構を考えたのです。発表をみても納得のものでした。IDEAS Competitionなど、さまざまなコンペで受賞されています。作られた車いすは非常に単純なものですが、普及プロセスはかなり進んでおり、具体案もかなりできあがっていたので、その実現可能性が評価されたのだと思います。

2位はまたもやMITの機械科の授業でうまれた6dot braille Labelでした。このデバイスは目が見えない障害者の方が簡単に点字のラベルを打てるという発明です。これもIDEAS competitionなどのコンペで受賞されているもので、ものをつくった学生たちは現在スタンフォードの修士に進学しているために、スタンフォードからの参加という形になっていました。すでに起業している強者たちです。

3位はデトロイト大学のSEALEというデバイス。正直、なぜこれが受賞されたのかがまったく理解できなかったです。ほかにもおもいろい発表がたくさんあったのですが。。

我々は残念ながらまたもや無冠でした。我々は正直ものは作ったものの、現地での試験や普及という点ではまだまだ未熟であるのは事実です。他のものと比べると圧倒的に実績がちがうなと思いました。勝負に負けるということはくやしいですが、ファイナリストに選ばれたということはうれしいことには違いないので前向きに考えて、今後の活動の糧にしたいと思っております。

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