2006年8月27日日曜日

ひさびさのブログです。

先日ボストン美術館に映画を見に行ってきました。
題名は「sketch of Frank Gehry

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このブログでもよく登場するStata centerを設計した建築家のドキュメンタリー。日本ではめったにみれないということだけれども、内容が内容なだけに、あまりうらやましいとは思わないか。。。しかし、建築好きの自分としては、ずっと前からみたかった映画のひとつ。以前、NYでしかやっているところをみつけることができなかったので、いつかNYにいこうと思っている矢先、Media labのメーリングリストでボストン美術館のexibitionの紹介が流れてきて、その中にこの映画がやっているのを見つけた。

独特な建物をつぎつぎと建てている建築家だけれど、この本にもあるとおり、よくみる彼の描く絵はMITのCSAILのロゴのようなものばかり。こんな絵がどうやって、あんな建物になるのかいつも不思議に思っていた。
映画の中では、ディズニーコンサートホールのプロジェクトを通して、どうやって彼がプロジェクトを進めているのかを見れる。若い建築家と建物の模型をいじるGehry氏。無理やり建物の一部をはさみできったり、くしゃくしゃにした紙をテープでつけてみたり、一見めちゃくちゃなことをやっていた。それ以降の過程は映画にはでてこなかったけれど、多分事務所のCADのスペシャリストが図面にしたり、施工のスペシャリストが彼のめちゃくちゃの建物を実際にどうやって作るか考えたりするんだろうと思う。建物を実際に作っている現場に運ばれてくるのは、くねくねと曲げられた鉄筋ばかり。これはきっと量産できないだろうから、多大な金額が必要だろう。先日わけあって高校生にMITのツアーをやった時に知ったのだけれど、stata centerの場合建築費が約300億円だったとのこと。
チームワークあってのFrank Gehryなんだろうな。。