2008年6月10日火曜日

media labへの留学

最近、メール等で大学院留学に関する質問をよく受ける。よそのwebsiteを見てみると、自分の所属するメディアラボには独特なシステムがあるようなので、いろいろと調べてみた。将来個々に留学する人のために、ここに記録を残してみた。ただし、ここでの情報がすべてではないので、あくまで参考程度にしてほしい。

まず、勘違いしてもらいたくないのはmedia labは一つの学科であるということ。授業もあるし、所属する学生もたくさんいる。ただし、所属する学生は全員が大学院生で大学生は存在しない。

まずメディアラボにapplyするためには
-TOEFLのスコア(computer-based 250以上)
-portfolio
-志望する研究室3つ
-Statement of Objectives
-GPA
等を提出する必要ある。(去年まではrecommendation letterが必要だったけれど、今年はその記述がない。)つまり、他の学科では必要とされるGREを必要としない。(ちなみにEECSのArea IIもmedia labと同じくGREを必要としていない。)

TOEFLとGPAのスコアはただの足切りという話だけれど、周りを見てみると3.8をしたまわる人がほとんどいない。ほとんどの人が4、つまりオールAをとってきた人ばかり。おそらく足切りと見てもいいと思う。

media labで特殊なのはportfolioの提出ができるところ。つまり、自分の実績をアピールすることができる。そして、書類審査のあと希望しているアドバイザーとの面接によばれ、そこで気に入られたら合格、そしてRAをして雇ってもらえることも同時に確約される。(他の学科ではRA付き合格とRAなし合格があるらしいけれど、media labではRA付き合格しかないらしい。)

つまり、一番大切なのはportfolioで、その分野で志願者がどれだけの功績•実績をもっているか、その分野どれだけ名前が知られているか、あるいはアドバイザーにとって志願者がどれだけ魅力的な人材かが大事だと思われる。

例えば、うちのアドバイザーは過去にどれだけの機械設計をやってきたか、どんなロボットを作ってきたか、どんな論文を発表してきたかをみて、学生を選んでいるらしい。

他の学科/大学では、学生のセレクションをするコミッティーがあって、数人の先生が学生をあるcriteriaによって選んでいるという話を良く聞く。media labにはこのようなコミッティーがなく、個々の先生が自分が欲しい学生を選んで、合格とRAの確約を与える権限があるらしい。つまり、自分が行きたい研究室の先生に、自分の人間性•実績などを書類審査よりも前に知ってもらっていると有利であると思われる。


まとめると、個々の研究室に特化した、何かしらの実績•功績をもっている必要があり、さらに書類審査前にアドバイザーに会って、顔を覚えてもらっておくといい(かもしれない)

かなり適当に書いたけれど、あとでまた書き足すor書き直すかもしれない。今回の内容はmedia labの学生数人とうちのアドバイザーに話を聞いた結果、行き着いた一つの結論である。

なにか質問があればいつでもどうぞ。

0 件のコメント:

コメントを投稿