卒業間近になって新しいものをつくって実験することになった。
ものづくりは楽しいけれどCNC ばっかつかっていると、デザインの設計のスキルが衰えそう。
2011年7月29日金曜日
2011年6月27日月曜日
ボストンでの豚骨醤油ラーメンの作り方
ボストン近辺で満足できる豚骨醤油ラーメンがないということで、数年前から作り出したラーメンですが、なかなか好評なので作り方を公開します。ただ、これは個人的に試行錯誤を重ねて自分の好みのものを作ったものです。もし、もっといい作り方があったら教えてください。
材料
1. 麺(中華系スーパーで売っているもの)
2. わかめ
3. 万能ネギ
4. 卵
煮豚
1. 豚肉(buttの部分)
2. 生姜
3. ネギ(特に青い部分)
4. 醤油 200ml
5. 料理酒 100ml
6. 砂糖大さじ1杯
豚骨スープ
1. 豚足
2. タマネギ
3. ネギ(特に青いネギ)
4. 生姜
煮豚の作り方
まずは油で豚肉をいためて表面に少し焦げ目をつけた後、醤油と料理酒と砂糖を上記の割合で豚肉の大きさにあわせて入れる。沸騰してきたら生姜の汁とネギの青い部分をいれて、1時間くらい煮込む。これだけ。
豚骨スープの作り方
以前げんこつを煮込んでいたんだけれど、煮込んだ後の骨を捨てなければならないということと、あまりにも部屋が豚臭くなることから、ぼくは豚足を使っています。これはなぜか豚骨よりも臭いが少ないのと、煮込んだ後に煮豚の汁をつかってテビチを作れる優れものです。
まず、豚足を沸騰したお湯にいれ2,3分煮込んだあとにいったんお湯を捨てます。そして再び新しいお湯を入れて、ネギの青いところ、皮ごときざんだ生姜、タマネギをいれます。その後、3時間くらい煮込めばお湯が白く濁ってきます。その後、豚足を取り除きます。豚骨スープの完成です。
煮込む前
1時間くらい煮込んだ後。豚骨の方はもう2時間ほど煮込みました
おまけ テビチ(もどき)のつくりかた
テビチはただ、豚骨スープを作ったときに使った豚足を煮豚の汁にいれて10分くらい煮込むだけです。
テビチ、見た目はあれですがうまいですよ
おまけ 煮卵の作り方
ゆで卵を煮豚の煮汁に1時間くらいつけ込むだけ。
(今回はテビチだけやりました。)
豚骨醤油スープの作り方
煮豚の煮汁と豚骨スープを混ぜ合わせるだけです。おそらく、煮豚の煮汁をある程度濃く作らないとラーメンのスープのような濃い味にならないと思います。薄いと思ったら醤油を足してください。
麺について
中華系のスーパーで売っているいろいろな麺がありますが、ぼくが試した中では「雲呑粗麺」という名前の麺が一番あっていると思いました。これを沸騰したお湯にいれて5分ほどゆでれば食べられるようになります。ほぐしながら入れないと固まってしまうので注意。
麺を器にもってスープを注ぎ、わかめ、万能ネギ、煮豚、(今回は作らなかったけれど)煮卵をトッピングして完成です。
完成!! 今回は30人前ということで、煮卵は作りませんでした
ポイント
- 豚のげんこつではなく、豚の足を使う理由は上述のように、あまり臭くなく、その後テビチも作れるから。もっと豚臭いのがすきであればげんこつを。
- 煮豚の煮汁をスープに使うので、砂糖は控えめにした方がよい。
- 煮豚の煮汁をスープに使うので、はじめの煮豚を作るときに濃いめの煮豚用のスープを多めに作る。
- 生姜を入れすぎると酸味の強いスープができる。少なすぎるとスープが豚臭くなる。
- パーティーによくだしていたので、食べる人が自分で麺をスープにいれるつけ麺のようにして食べてもらっています。なので、本当にラーメンのように食べるのであればもっと腰の強い麺がいいかと。
味に関しては、
- 砂糖の量を増やすと、煮豚のうまみが増すけれども、スープがあまくなってしまう。
- 生姜の量を増やすと、豚臭さを押さえるけれど、スープの酸味が強くなる。
というところがポイントかと思います。
いかがでしょうか?ご意見、ご感想お待ちしています。
2011年6月11日土曜日
世界一大きな問題のシンプルな解き方(Out of Poverty)出版の経緯
去年の4月、一人の男がD-labの壇上に立っていた。彼の名前はPaul Polak。ずばり、ぼくがこの業界で最も尊敬する人の一人である。途上国開発の分野でJeffry SuchsやStuart HartやC. K. Prahaladの名前を知っていても、彼の名前を知っている人はあまりいないだろう。Paul Polak氏の著書"Out of poverty"はMITのD-labで教科書として使われており、ぼくはこの本を何回読み直したかわからない。Paulから日本語版が未だ出版されていないという話を聞き、槌屋詩野さんを通じて英治出版さんに出版の話を持ち込んだのが去年のことだった。
この数年、日本では多くの途上国開発に関するビジネス書が翻訳、出版され、"BOP ビジネス"はさまざまな解釈をされてきた。僕自身、去年何回か日本に帰ったときに、多くのイベントに参加させていただいたが、そこで大きな違和感を感じた。それはイベントに来られた方々の多様性の少なさだった。日本で会社に勤めるいわゆる”文系”の人たち中心のビジネス主導で進むBOPブームに大きな違和感を感じた。そこで仲間たちと一緒に、デザイナーやエンジニアを巻き込んだ適正技術を用いたアプローチを日本で広げようと思い、「大学」x「技術」x「BOP」を行ったのが去年の3月のことだった。
一方で日本で何度かお会いした槌屋さんが自身のブログに技術主導に警報を鳴らすような記事を書いた。一瞬自分に対する挑戦かと思ったものの、よく読んでみると結局はぼくと同じような危機感を持っていたのだ。
デザインや技術、あるいはそのビジネスモデルはキャッチーであるため、飛びつきやすい。一方で現地の泥臭い、草の根レベルでの活動が伝わりづらいものばかりなのだ。途上国での活動で一番大切なのはこの部分であるにも関わらず、だ。ぼくが危機感を感じていたのは、現地の草の根レベルでの対話が、大事だといわれながらも無視され、BOPビジネスが議論されていたからだ。実際に途上国で泥にまみれながら、現地の人と対話を繰り返してきた実践者が少ないのも事実だ。ぼくが、この本を日本で出版したかった理由は、ぼくが大のPaul Polakファンであるのはもちろん、この本が一番大事な対話の部分を赤裸々に紹介している実用書であるからだ。
Paul Polakは元々は精神科医であったが、エンジニアでもあり、デザイナーでもあり、社会起業家でもあるといえる。しかし、エンジニアリングもデザインもビジネスもすべてツールでしかない。彼は手元のツールを駆使して、ただ目の前の人を助けようとシンプルに考え、灌漑装置を作り、現地に設置し、利用者の収入を向上させ、貧困層から脱却させた。貧困問題解決には、深い専門性はもちろん、幅広いスキルセットも必要となってくる。この専門性にとらわれない問題解決のプロセスにも目を向けてほしい。
専門分野に関わらず、途上国の人々を本気で助けようと思っているすべての人に読んでいただきたい一冊です。
最後にこの本の出版に際して、英治出版の下田さん、高野さんには本書の序文を書かせていただく機会をいただき、とても感謝しております。そして槌屋さんには、英治出版を推薦していただき、出版までこぎ着けることができました。何度か行ったskypeミーティングではとても有意義な議論をすることができました。これからもどうかよろしくお願いいたします。
2011年2月18日金曜日
インド滞在機 on Mediaband
以前投稿したまじめなインド滞在記ですが、その後非常にたくさんの方に読んでいただきました。一つの記事が2000viewers超えることはぼくのブログでは初めてです。本当にありがとうございます。
そのまじめな滞在記をMediabandの中で写真や動画を使って、話をさせていただきました。
同日はいろいろトラブルもおこり、最初に音声が記録されていなくて田中先生のおやじギャグが入っていなかったり、カメラが最初のほうで一回切れてしまったり、写真を見せるときになってプログラムがうまく動かなかったりと大変でしたが、以前のブログの記事をいろいろな写真を使って話をすることができました。ぜひ一度ご覧になってください。
ちなみに今週のMediabandはFablab特集です。FablabJapanのメンバーご一行が現在ボストンに来ています。そのご一行をゲストに招いて、Fablabにまつわるいろいろなことを話していただきます。ぜひご覧になってください。
アメリカ東時間2/18夜8時より
日本時間2/19朝10時より
2011年2月13日日曜日
3Dプリンタがもたらす未来
知り合いから聞いてEconomistの表紙に3Dプリンタのバイオリンが載っていたと聞きました。見てみると、表紙には白いStradevarousが描かれており、"Print me a Stradevarous" (私にStradevarousをプリントして)とのキャッチ。
現在は個人単位でのカスタマイズされた製品が注目されてきました。
記事によると、プラスチック製のものであれば、injection Moldingに比べ、1000個以下の生産であれば、3Dプリンタの方が安価になるとのこと。また、最近ではプラスチックだけでなく、金属も扱うことができるようになっている。
3Dプリンタは低価格化、高精度化、使える材料の多様化が進むと、これまでの生産業を劇的に変えてしまう可能性を秘めています。究極的にいえば、家庭で家電や車のデータをダウンロードしてプリントアウトすると製品ができてしまう未来が来てしまうのかもしれない。記事はIPやライセンスに関する問題にも言及している。
このような新しい技術には、問題がつきものです。個人的には、3Dプリンタはまだ製品レベルのものにつかうにはまだ問題が多いけれど、この生産手法には非常に期待をしているし、これまでの生産手法との共存はもちろんあり得ると思っています。
Medialabでも3Dプリンタを積極的に使った研究がいくつか行われています。
Media Labの友人、Amit Zoran(実はすんでいる部屋が隣)は3Dプリンタを使ったギターやフルートを作っています。楽器はこれまで決まったある程度大きさ、音質のものをお店で購入するものであったけれど、これからは自分にあった大きさで好きな音質のものをダウンロードしてプリントアウトする時代がくるとのことです。
また、Peter Schmittは以前からデジタルファブリケーションを用いた時計を作り続けてきました。以前は木の板をレーザーカッターで部品を切り出して組みたてていましたが、最近では3Dプリンタを使って既に組み上がったものをプリントアウトしています。
Fablabでは残念ながら現時点では3Dプリンタがスタンダードのツールの中に入っていませんが、将来的には十分組み込まれる可能性があるそうです。
2011年2月8日火曜日
MediaBand vol.4 -Independent Activities Period (IAP)について-
インドトリップからの帰国直後、第4回のMediaBandの放送が行われました。
テーマはIndependent Activities Period (IAP)。秋と春セメスターの間のこの時期では、学生がさまざまなクラスをオーガナイズしたり、またクラスを履修したり、あるいは単発もののイベントに参加したりと、自由な活動に参加することができます。
たとえば、有名どころでいうと一日中謎解きをするミステリーハントには、毎年大勢の学生が参加していますし、日本人会は将棋を紹介するクラスをオーガナイズしています。
今回はその日にメディアラボにいたKeio Princeさんをお招きし、まずは自身の活動について話をしていただきました。
そして、田中浩也先生がIAPで参加したCityHomeの紹介。田中先生が現在所属する研究室の教授、Kent Larson氏のクラスで、田中先生も教える側で参加しました。アメリカでも増えてきている集合住宅の狭いスペースの有効活用に焦点を当てたのがこのCityHomeのクラス。参加者は3,4人の少数精鋭で、最終発表の3日前まではまったくまとまっていなかったようですが、最後の2日間の追い込みはすさまじかったようです。
テーマはIndependent Activities Period (IAP)。秋と春セメスターの間のこの時期では、学生がさまざまなクラスをオーガナイズしたり、またクラスを履修したり、あるいは単発もののイベントに参加したりと、自由な活動に参加することができます。
たとえば、有名どころでいうと一日中謎解きをするミステリーハントには、毎年大勢の学生が参加していますし、日本人会は将棋を紹介するクラスをオーガナイズしています。
今回はその日にメディアラボにいたKeio Princeさんをお招きし、まずは自身の活動について話をしていただきました。
そして、田中浩也先生がIAPで参加したCityHomeの紹介。田中先生が現在所属する研究室の教授、Kent Larson氏のクラスで、田中先生も教える側で参加しました。アメリカでも増えてきている集合住宅の狭いスペースの有効活用に焦点を当てたのがこのCityHomeのクラス。参加者は3,4人の少数精鋭で、最終発表の3日前まではまったくまとまっていなかったようですが、最後の2日間の追い込みはすさまじかったようです。
次に、佐野あかねさんが履修したレゴロボットのクラス。MITのIAPでは有名な3つのロボットのクラスがありまして、あかねさんが履修したのはそのうちの一つです。
3つの有名なロボットのクラス
6.270 Autonomous Robot Design Competition
6.370 Battle code
MASLab: an advanced IAP robotics competition
ぼくも一度IAPのロボットのクラスをオーガナイズしたことがありますが、資金難と人材不足で2年しか続きませんでした。
6.095 Humanoid Robot Contest
6.370 Battle code
MASLab: an advanced IAP robotics competition
ぼくも一度IAPのロボットのクラスをオーガナイズしたことがありますが、資金難と人材不足で2年しか続きませんでした。
6.095 Humanoid Robot Contest
MediaBand vol.4はこちらで。
次回の放送は2/11 20:00(日本時間2/12 10:00am)で、今回話ができなかったインドの話をさせていただく予定です。
2011年2月7日月曜日
インドまじめ滞在記
約3週間のインド訪問から昨日ボストンに帰ってきました。インドで心配していたタクシーでのトラブルはまったくなかったのですが、ボストンの空港から家に帰る途中のタクシーが事故るというアクシデントにはあいました(事故った後にブレーキがあまりきかないということを聞く)。が、インドではちょっと風邪をひき、体調をすこし崩した以外はまったくトラブルはありませんでした。
BMVSSのfitting camp
Design Innovation Workshop in Pune
インドの農村部の希望 Vigyan Ashram
BMVSSのJaipur Clinicにて
UTBのブログの方にインドでの滞在記を一部書きました。まじめバージョンです。不真面目バージョンはここにのちのち忘れないうちに書こうかと思っています。
BMVSSのfitting camp
Design Innovation Workshop in Pune
インドの農村部の希望 Vigyan Ashram
BMVSSのJaipur Clinicにて
2011年1月21日金曜日
再びインドへ
現在インドに来ています。今回の目的は4つありまして、
- BMVSSのNew Delhiのクリニックで現在作っているMIT Kneeのテスト
- New Delhi郊外の田舎地域でのFitting campへ参加
- PuneにてMedia Labのワークショップをオーガナイズ
- BMVSSのJaipurクリニックで義肢装具を作るためのショップ(Fablab+α)設立のための話し合い
です。D-lab関連のが1,2,4で、3はたまたまその時期にインドにいるからとメディアラボのイベントに参加することになりました。
詳しくはまた記事を書きますが、今回非常に重要なものを忘れてしまったのです。それはコンタクトレンズ。ぼくは1日の使い捨てのものを使っているのですが、それを全くもってこなかったのです。これがなければ、30cm先の新聞も読めないくらい目が悪いので、アメリカからこっちに配送する手配をお願いしたり、遅れてくるメディアラボの友達へ持ってくるようにもお願いしましたが、最低3日かかるということでした。背に腹は帰られないのでNew Delhiの中心街Connnaught Placeへコンタクトレンズを探しにいきました。するとBontonというお店でいきなり見つけることができました。しかも事情を説明したらサンプルを1週間分くれたのです。ほんとにたすかりました。
いやー、インドといえどあるもんですね。One Day Acuvue
これから2週間ほどの、インドでの生活楽しめそうです。
2011年1月19日水曜日
MediaBand Vol.2
先日MediaBandの第二回目がありました。
6.863 Natural Language Processing (リンクは今年のもの)
HST.011 Human Functional Anatomy (Need Harvard ID)
Health and Science Technology (Ustではhuman science technologyとかいってしまった。)の授業。Harvardのメディカルスクールの学生といっしょにとる解剖学の授業。ほかのクラスが12単位であるのに対し、このクラスは24単位。とくに金曜日の解剖は7時間におよぶこともあった。
MAS.731 Society of Mind (リンクは最近のもの)
MAS.965 Human 2.0 (TAも兼任)
アドバイザーHugh Herrの授業。普通の人間がHuman 1.0として、その人間の機能を向上させるあらゆる技術を学ぶ。宿題、pop quiz、ファイナルプロジェクト。ファイナルプロジェクトでは歩行のエネルギー効率をあげるズボンのプロトタイプを作った。
MediaBandでは、メディアラボで研究している日本人が集まってただ雑談している様子をustreamしています。ここでは毎回トピックと流れだけを決めて、あとはその場の流れに任せて話を進めています。
前回は アランケイの有名な言葉を引用し、Revisiting "The best way is to predict the future is to invent it"と題して、メディアラボの文化を学生目線で話すということで、ぼくがゲストとして登場する機会をいただきました。とはいえ時間の制約とBandメンバー田中先生の要望もあtり、今回の時間の多くの部分を、ぼくがとってきた授業の一つ一つを簡単に説明に費やしてしまいました。
個人的にメディアラボのすばらしいところは、未来に描く夢のようなビジョンを全面に押し出し、その夢を現実的にも実現できるのではと思わせるような技術の発信をしているところだと思います。そして、個々の教授陣が打ち出しているビジョンがメディアという言葉で緩やかにつながり、建物の機能も加わって、イノベーションが生まれる環境が整っているのだと思います。
そんな文化に触れつつ、これまで5年半過ごしてきましたが、いい振り返りになりました。あとは卒業を残すのみ。。。
当日のムービーはこちら。
そして、当日スライドとしてお見せしたぼくの履修したが授業のリストがこちら。
簡単にリンクと解説をつけました。
機械工学科の古典制御の授業。授業では座学中心のレクチャーと実際のハードウェアをMatlabで扱うラボがあった。
2.140の現代制御版。宿題、中間試験、期末試験。
2.140と2.151が線形システムに限定していたのに対し、この授業では非線形のシステムに対してさまざまな制御手法を学ぶ。Jean-Jacques Slotineの授業。宿題、中間試験、ファイナルプロジェクト。ファイナルプロジェクトでは受動歩行器を最適制御とロバスト制御を用いて安定させた。
2.183 Biomechanics and Neural Control of Movement(昔のが見つからず今年のをリンク)
有名なNevil Hoganの授業。人間の筋肉や脳の機能を制御工学のアプローチから学ぶ。宿題、中間試験、ファイナルプロジェクト。ファイナルプロジェクトではVastiのMetabolic costの計測して、提案されているさまざまなモデルを用いた理論値と比較し、修正モデルを提案した。
6.824 Distributed Computer Systems (自分が映ってる写真発見)
コンピュータサイエンスのシステムの授業。宿題ではconsistency、concurrencyといった基本的なrequirementを満たすdistributed detabase systemを作った。宿題、中間試験、ファイナルプロジェクト。ファイナルプロジェクトではMMOGのためのdistributed computing systemを作った。
基本的なsimplex searchから始まる最適化の授業。宿題、中間試験、期末試験。
ロボティクスの若手のホープのRuss Tedrakeの授業。宿題、中間試験、ファイナルプロジェクト。
コンピュータサイエンスのセオリーのクラス。オートマトンから始まり、チューリングマシンやN、NP等を扱う数学のクラス。宿題、中間試験、期末試験。
6.863 Natural Language Processing (リンクは今年のもの)
コンピュータサイエンスのAIのクラス。文章をsyntax treeにするプログラムやそれにスペイン語の動詞の変化のルールを実装したり。宿題、ファイナルプロジェクト。ファイナルプロジェクトでは英語の文章からデータベースを作り、簡単な質問に答えることができるシステムを構築。
コンピュータサイエンスのAIのクラス。機械学習の基礎(classification, pattern recongition等)。宿題、中間試験、期末試験、ファイナルプロジェクト。ファイナルプロジェクトでは、少ないサンプルデータ(TOEFL、GPA、GRE)と似たようなサンプルデータ(他大学)を組み合わせることによって、米国大学院の合否を識別するシステムを構築。
コンピュータサイエンスのセオリーのクラス。暗号化がなぜ安全かを数学的アプローチで学ぶ。宿題のみ。
HST.011 Human Functional Anatomy (Need Harvard ID)
Health and Science Technology (Ustではhuman science technologyとかいってしまった。)の授業。Harvardのメディカルスクールの学生といっしょにとる解剖学の授業。ほかのクラスが12単位であるのに対し、このクラスは24単位。とくに金曜日の解剖は7時間におよぶこともあった。
D-labのDisseminationのクラス。途上国向けのビジネスプランを考え、エレベータピッチやexective summeryを実際に書いて、100Kなどの提出することを目的としている。宿題。
MAS.731 Society of Mind (リンクは最近のもの)
有名なMarvin Minskyの授業。著書Society of Mindを一章くらいずつを毎週よんでレポートを書き、授業の中でディスカッション。宿題レポート、ファイナルプロジェクト。
MAS.965 Human 2.0 (TAも兼任)
アドバイザーHugh Herrの授業。普通の人間がHuman 1.0として、その人間の機能を向上させるあらゆる技術を学ぶ。宿題、pop quiz、ファイナルプロジェクト。ファイナルプロジェクトでは歩行のエネルギー効率をあげるズボンのプロトタイプを作った。
IAPでRobo-oneをやりたいと思い、始めたクラス。残念ながら2年しか続かなかった。
Lecturerとして
Lecturerとして
D-labの義足をつくるクラス。プロジェクトベースのクラスで、途上国開発を学問として学びつつ、実際にインドの義足を学生とつくっています。
なお、今回のustの前半部分は現在アップされておりません。ぼくのミスです。ごめんなさい。
2011年1月14日金曜日
MITMediaBand
おそくなりましたが、あけましてめでとうございます。
現在ボストンを訪れている大学共同利用機関法人総合地球環境学研究所のチームと神戸芸術工科大学の曽和研究室チームが、前半の20分間の特別ゲストとして登場します。彼らは、16日のチルドレンズミュージアムでのワークショップのために訪れているのですが、この機会にUstreamにも出演をしてもらうことになりました。特に曽和さんからは、Real Time Videoを実際にUstream.tvの中に取り入れるとどうなるかという実験もしていいただくことになっています。
アドバイザーの要求が日に日に増えていきますが、見切りをつけて今年は絶対に卒業したいです。
先日の勇気ある若者シリーズを見た同志社女子大学の上田先生が、メディアラボの日本人を集めてustreamと通じて何か情報発信したいという相談を受けました。そして先週始まったのがMIT Media Bandという番組(?)です。これはメディアラボかその周辺にいる日本人がただ集まって、テーマを決めて雑談をしています。
第一回目の様子はこちら。
東工大の博士課程の鹿野君が一年半の滞在を終えて日本に帰るということで、MITで感じたことを語ってもらいました。自分は見ていただけですが、上田先生や田中先生の独特の雰囲気も企画の意図とうまくマッチして、非常に楽しかったです。
そして今日夜9:00より(日本時間土曜日朝11時より)第二回目を予定しております。もしお時間の都合がよろしければみてください。大層なタイトルがつけられていますが、ただメディアラボでの留学体験を話すことになると思います。
以下、告知です。
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MITMediaBand vol.2
http://www.ustream.tv/channel/mitmediaband
9:00 Ustream.tv時代におけるRTV (Real Time Video)の挑戦
9:30 "The best way to predict the future is to invent it." (spelled by Alan Kay)
後半は現在MediaLabのBiomechatornics groupの博士課程の学生である遠藤謙氏が、自身の留学生活について語ります。アランケイ氏の有名な言葉、"the best way to predict the future is to invent it "は、メディアラボ副所長の石井裕教授もおっしゃるように、メディアラボを象徴するような言葉となっています。今回のustは普通の留学生活にとどまらず、そんなメディアラボに触れた遠藤氏が描いている未来のビジョンについて学生目線で語ります。
MediaBand メンバー一同
上田信行
田中浩也
遠藤謙
2011年1月1日土曜日
2010振り返り 「再起」
2010年を残すところ8時間ちょっと(ボストン時間)になったので、来年へのロケットスタートに備え、まずは自分のために2010の振り返りをしてみました。
2009年11月、父が他界し、立ち直る暇のないまま2010を迎えました。父の死はぼくにとって、思ったよりもショックが大きく、自分の生活をうまくコントロールすることができないでいました。今年は卒業をし、研究者として、社会起業家として、エンジニアとしてPh.Dをひっさげて、いろいろな活動を始める予定でした。残念ながらラボ内でもなかなかうまくいかないこともあり、いまだに卒業できないでいます。
今年一年を漢字二文字で表すと「再起」。
D-lab関連では、非常に多くの出会いがあった年でした。日本に帰る度に、いろいろなイベントで話をさせていただく機会があり、さまざまな人と会うことができました。
一方で研究は、研究トピックというよりは自分の気持ちの整理の問題で、思いのほかうまくいかなかったですが、この数ヶ月はしっかりと目標に向かって、自分の生活をコントロールできるようになりました。
これから来年の目標を考えながら年越しを迎える予定です。
よいお年を。
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