知り合いから聞いてEconomistの表紙に3Dプリンタのバイオリンが載っていたと聞きました。見てみると、表紙には白いStradevarousが描かれており、"Print me a Stradevarous" (私にStradevarousをプリントして)とのキャッチ。
現在は個人単位でのカスタマイズされた製品が注目されてきました。
記事によると、プラスチック製のものであれば、injection Moldingに比べ、1000個以下の生産であれば、3Dプリンタの方が安価になるとのこと。また、最近ではプラスチックだけでなく、金属も扱うことができるようになっている。
3Dプリンタは低価格化、高精度化、使える材料の多様化が進むと、これまでの生産業を劇的に変えてしまう可能性を秘めています。究極的にいえば、家庭で家電や車のデータをダウンロードしてプリントアウトすると製品ができてしまう未来が来てしまうのかもしれない。記事はIPやライセンスに関する問題にも言及している。
このような新しい技術には、問題がつきものです。個人的には、3Dプリンタはまだ製品レベルのものにつかうにはまだ問題が多いけれど、この生産手法には非常に期待をしているし、これまでの生産手法との共存はもちろんあり得ると思っています。
Medialabでも3Dプリンタを積極的に使った研究がいくつか行われています。
Media Labの友人、Amit Zoran(実はすんでいる部屋が隣)は3Dプリンタを使ったギターやフルートを作っています。楽器はこれまで決まったある程度大きさ、音質のものをお店で購入するものであったけれど、これからは自分にあった大きさで好きな音質のものをダウンロードしてプリントアウトする時代がくるとのことです。
また、Peter Schmittは以前からデジタルファブリケーションを用いた時計を作り続けてきました。以前は木の板をレーザーカッターで部品を切り出して組みたてていましたが、最近では3Dプリンタを使って既に組み上がったものをプリントアウトしています。
Fablabでは残念ながら現時点では3Dプリンタがスタンダードのツールの中に入っていませんが、将来的には十分組み込まれる可能性があるそうです。
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