先日メディアラボは25周年を迎え、スポンサーと卒業生を招待した大規模なイベントが開催されました。
そのイベントの中で、数年前にCynthia Brazeal率いるPersonal Robotグループを卒業したCory Kiddと再会しました。Cynthiaは学生の頃Kismetを開発したことで有名な女性のロボット研究者で、Rodney Brooks教授の研究室の卒業生です。彼の博士過程の研究テーマは「ロボットと人とのインタラクション」で、体重を減らす為の食事制限や運動を管理するのに、PCやノートなどを使うよりもロボットを使う方が効果があり、長続きすることを示しました。その成果を用いて、Automという新しいロボットを開発し、現在はIntuitive Automataというベンチャー企業をはじめています。
彼のような例は非常に多く、学生が卒業した後博士課程のときの研究成果をつかって、起業することはめずらしくありません。成果に関する特許はおそらくアドバイザーとの連名になることが多いでしょうが、アドバイザーは自らの成果にすることよりも、自分の優秀な学生を世に送り込むことを大事に思っている先生が多いようです。
将来、みなさんの体重はこのロボットに管理されているかもしれない??
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