秋セメスターも終わり、学生がラボからめっきり少なくなってしまった。クラスが全くないので、アメリカ人、非アメリカ人に関わらずこの時期に休みを取って、旅行にいったり、実家に帰る学生が多いのだ。
先日、ラボがある建物の地下の広間に展示物が陳列されていた。それらはMedia labのHow to make (almost) anythingというクラスのファイナルプロジェクトの数々だった。このクラスでは、メディアラボに入りたての学生が、ラボ内の加工機の使い方を学ぶために履修する、いわば必修のクラスのようなものだ。ラボの中には、それほど大規模ではないが加工室が地下にあり、フライス盤やボール盤などの通常の加工機に加え、ウォータージェット・レーザーカッター・モデラ・CNCも備えつけられており、ちょっとしたプロトタイプならラボ内で組み立てられるようになっている。自分の研究でも、ちょっとしたものを作ってみたりするけれど、いまだにインチねじや単位の違いに苦労する。
そのファイナルプロジェクトの中で、ひときわ大きく、そしておもしろいものがあったのでここで紹介。
Ryanという学生がつくった、スターウォーズでおなじみのMillennium Falconだ。彼はこのプロジェクトで、CADの3Dデータを2Dのレイヤーに分けて、元の3Dのモデルを段ボールを組み合わせて作れるような部品データを出力するプログラムを書いた。プログラムが吐き出した2Dデータをつかって段ボールをレーザーカッターで切り刻み、組み合わせたものがこの大きなMillennum Falconだ。infinite corridorを疾走(?)するMillennum Falconは教授陣にも大ウケ。
実はこのRyan、以前ここで話に出てきたTofuというロボットを作った学生。まだどこにも動画がアップされていないようだが、メディアラボのスポンサーの方々には、この前のスポンサーウィークでお披露目された。彼のwebsiteのトップページにそれとなくキーポンのようなスケッチがのっているけれど、実物のロボットの写真も動画もアップロードされていない。まだ一般には公開していないのだろうか。確かにキーポンにコンセプトは似ているけれど、もっと表現力があって、個人的にはかわいいと思う。
2008年12月29日月曜日
2008年12月25日木曜日
先週末大雪が降った。3日間降り続いた割には、そこまで雪は積もってないし、各交通機関も普通に運行されているみたい。地面もほんのりぬれていたので、すぐに解けると思いきや、その後の冷え込みで解けかけた雪がまた凍り始め、車を駐車場に止めっぱなしにしていた人が、窓の氷を溶かしたり、タイヤの下の氷をどけるのに苦労している姿をよく見る。charles riverの水も表面が部分的に凍っていて、その上に雪がほんのりと積もっている。そんなボストンも今日から急に暖かくなって、雪がびちゃびちゃになる予感。その時間は外にはもう出たくない。
その大雪の中、先日友人の誕生日会に呼ばれた。ひどい天候だったので、来ても数人だろうと思っていたが、予想以上の人数が集まった。
パーティはポットラックだったので、何を作ろうかと思い、冷蔵庫をのぞいてみると、鶏肉とタマネギが目にとまった。これまでは、韓国人直伝のトッポギやプルコギ、自分でこねたうどん、自作の酵母をつかったパンなどいろいろな料理に挑戦することが多かったけれど、今回は、オムライスを作ることにした。オムライスはおそらく、自分がこれまでの人生の中で一番多く作ったものだと思う。渡米する前から、いや、大学生のときから、食べたくなるたびにちょくちょくつくっていた。何度卵にご飯を包む練習をしたことか。それだけ、オムライスが大好き。デミグラスソースがかけてあったり、卵の外側が半熟になっていたりするようなこじゃれたオムライスではない。ケッチャプをかけてたべるオムライスの定番が大好きなのだ。自分の好きな食べ物ランキングをつけるとしたら、おそらく変動はあるとおもうのだけれど、カレーやハヤシライスをおさえて、年間一位はまちがいなくオムライス。
その昔、まだ自分が小学生だったころ、沼津の千楽という洋食屋で、オムライスをなぜか家に持ち帰り、家族で家でよく食べていた。沼津の知り合いに「千楽ってしってる?」と聞くと「ハンバーグがおいしい」という返事をよく耳にした。冗談じゃない。千楽といえばオムライス。これだね。まだこのお店、あるみたい。
その昔、まだ原宿で毎週バスケをやっていたころ、毎晩原宿駅近くのオリオン2という洋食屋に立ち寄った。そこで、注文していたのは、だいたいオムライス大盛り。ここはケッチャプではなく、デミグラスがかかっていたけれど、お気に入りの味だった。渡米直前に閉店してしまい、イタリアントマトになってしまった。
そして、今回作ったオムライスがこれ。写真じゃわかりづらいけれど、サイズが大きめ。小学生のころ、自分で巨大なオムライスを作って、自分で食べつくすのが夢の一つだった。現実的に巨大なオムライスといっても、フライパンの大きさ以上のものは作れいないけれど、この大きなオムライスを小学校のころの自分に食べさせてあげたい。
あ、誕生日おめでとう。
あ、メリークリスマス。
その大雪の中、先日友人の誕生日会に呼ばれた。ひどい天候だったので、来ても数人だろうと思っていたが、予想以上の人数が集まった。
パーティはポットラックだったので、何を作ろうかと思い、冷蔵庫をのぞいてみると、鶏肉とタマネギが目にとまった。これまでは、韓国人直伝のトッポギやプルコギ、自分でこねたうどん、自作の酵母をつかったパンなどいろいろな料理に挑戦することが多かったけれど、今回は、オムライスを作ることにした。オムライスはおそらく、自分がこれまでの人生の中で一番多く作ったものだと思う。渡米する前から、いや、大学生のときから、食べたくなるたびにちょくちょくつくっていた。何度卵にご飯を包む練習をしたことか。それだけ、オムライスが大好き。デミグラスソースがかけてあったり、卵の外側が半熟になっていたりするようなこじゃれたオムライスではない。ケッチャプをかけてたべるオムライスの定番が大好きなのだ。自分の好きな食べ物ランキングをつけるとしたら、おそらく変動はあるとおもうのだけれど、カレーやハヤシライスをおさえて、年間一位はまちがいなくオムライス。
その昔、まだ自分が小学生だったころ、沼津の千楽という洋食屋で、オムライスをなぜか家に持ち帰り、家族で家でよく食べていた。沼津の知り合いに「千楽ってしってる?」と聞くと「ハンバーグがおいしい」という返事をよく耳にした。冗談じゃない。千楽といえばオムライス。これだね。まだこのお店、あるみたい。
その昔、まだ原宿で毎週バスケをやっていたころ、毎晩原宿駅近くのオリオン2という洋食屋に立ち寄った。そこで、注文していたのは、だいたいオムライス大盛り。ここはケッチャプではなく、デミグラスがかかっていたけれど、お気に入りの味だった。渡米直前に閉店してしまい、イタリアントマトになってしまった。
そして、今回作ったオムライスがこれ。写真じゃわかりづらいけれど、サイズが大きめ。小学生のころ、自分で巨大なオムライスを作って、自分で食べつくすのが夢の一つだった。現実的に巨大なオムライスといっても、フライパンの大きさ以上のものは作れいないけれど、この大きなオムライスを小学校のころの自分に食べさせてあげたい。
あ、誕生日おめでとう。
あ、メリークリスマス。
2008年12月18日木曜日
顔面蒼白なTA
またひさびさの更新。
いろいろあって、このセメスターはこれまでの中で精神的にもっとも過酷だったけれど、それが先日やっと終了。そのおかげでいろいろとこれまで/これからの人生を考え直すいい機会になった。
クラスの最終日には試験があって、そこできれいにセメスターが終わって解放される予定だったのだけれど、そこでちょっとしたハプニングが起こった。クラスの最終日、9:30から試験が始まる予定だったのだけれど、TAがなかなか教室に来ない。学生はそこにいっぱいいたし、場所と時間を確認したけれど、それはまちがいなかった。だれかがクラスのwebsiteから教授、TAのオフィスの場所を見つけていってみたけれど、だれもいない。結局10:00までそこにいてみんなが帰り始めたので、その場は解散となった。写真はだれかが書いたTAへのメッセージ。
そして数時間後、TAからメールがあって遅れた理由はかいてなかったけれど、試験を2日以内にうけるようにとの連絡があった。
次の日、試験を受けにいくと、かなりおちこんたTAが教室で一人で待っていた。そのときにきた学生は自分をいれて3人。試験のあと、TAと話をちょっとしたんだけれど、授業を受けていた学生、特に学部生はもうバケーションで実家にかえってしまっている人がいたり、連絡がとれない人がいたりで、試験を全員分集められるか、かなり心配していた。このときのTA、顔面蒼白でかなり落ち込んでいたと思う。
このTA、試験当日やってしまったらしい。つまり寝坊。はじめは試験にこなかったんだから、みんな満点だーみたいなことを密かに考えていたのだけれど、TAの立場になって考えると、彼も朝目が覚めて時計をみたときには相当焦っていたに違いない。
そういう自分も朝起きて青ざめた経験は何回かある。
ここにも書けないこともあるけれど、とにかくTAは青ざめたにちがいない。はじめは憤りを感じいた自分も最終的にはTAをなぐさめていた。
でも試験を全員分集められなかったら、どうなるんだろう。おそらく全員分はきっと無理だろうな。
good luck, TA.
いろいろあって、このセメスターはこれまでの中で精神的にもっとも過酷だったけれど、それが先日やっと終了。そのおかげでいろいろとこれまで/これからの人生を考え直すいい機会になった。
クラスの最終日には試験があって、そこできれいにセメスターが終わって解放される予定だったのだけれど、そこでちょっとしたハプニングが起こった。クラスの最終日、9:30から試験が始まる予定だったのだけれど、TAがなかなか教室に来ない。学生はそこにいっぱいいたし、場所と時間を確認したけれど、それはまちがいなかった。だれかがクラスのwebsiteから教授、TAのオフィスの場所を見つけていってみたけれど、だれもいない。結局10:00までそこにいてみんなが帰り始めたので、その場は解散となった。写真はだれかが書いたTAへのメッセージ。
そして数時間後、TAからメールがあって遅れた理由はかいてなかったけれど、試験を2日以内にうけるようにとの連絡があった。
次の日、試験を受けにいくと、かなりおちこんたTAが教室で一人で待っていた。そのときにきた学生は自分をいれて3人。試験のあと、TAと話をちょっとしたんだけれど、授業を受けていた学生、特に学部生はもうバケーションで実家にかえってしまっている人がいたり、連絡がとれない人がいたりで、試験を全員分集められるか、かなり心配していた。このときのTA、顔面蒼白でかなり落ち込んでいたと思う。
このTA、試験当日やってしまったらしい。つまり寝坊。はじめは試験にこなかったんだから、みんな満点だーみたいなことを密かに考えていたのだけれど、TAの立場になって考えると、彼も朝目が覚めて時計をみたときには相当焦っていたに違いない。
そういう自分も朝起きて青ざめた経験は何回かある。
- 高校のとき、部活の試合で沼津駅に集合してバスで静岡にいくことになっていたのだけれど、目が覚めたらバスがすでに出発していた。(当時携帯なんてないし。。。)
- 大学受験の当日、遅刻した夢をみた。
- いまだから言えるけれど2001年の東大でのロボット学会、朝起きたら自分の発表の時間は終わっていた。あれは仮病で寝坊。
- ボストンから日本に帰る日、フライトの1時間前に目が覚めた。(奇跡的にまにあったけれど。。)
ここにも書けないこともあるけれど、とにかくTAは青ざめたにちがいない。はじめは憤りを感じいた自分も最終的にはTAをなぐさめていた。
でも試験を全員分集められなかったら、どうなるんだろう。おそらく全員分はきっと無理だろうな。
good luck, TA.
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