今年もIAPにこのクラスをオーガナイズすることになり、今日まで参加者とロボットいじりながら、楽しくやってきた。そして、明日ついに最終日を迎える。
事の発端は一昨年の夏くらいだろうか。MITでもrobo-oneができないだろうか。。。そう思って知り合いと話をすると、意外に軽く話にのってきて、スポンサー集めもトントン拍子しうまくすすみ、クラスの初日を迎えた。しかし待っていたのはtime comsumingな作業。お金集めを手伝ってくれた知り合いはsloanの学生だった、テクニカルな部分は他のメンバーに頼っていた。しかし、ほとんど一人でやったといってもいいくらい、他のTAが手伝ってくれなかった。それでも、日本からのスポンサーや協力者の手助けによりなんとか終えることができた。今年はだれもオーガナイザを手伝ってくれなければやめようと思ったくらい。そもそもMITメディアLAB++があったので、1月中旬に1週間日本に行かなければならなかったので、一人では絶対に無理だった。
それでも去年のオーガナイザ、参加者を含めて6人くらいがやりたいといってくれて、ちゃくちゃくと準備が進んだ。。。はずだった。ロボットを買うためのお金も集めることもできず、どんどんドタキャンされ、結局戦力になってくれたのは、去年の参加者の一人。でも彼は進んですべてをやってくれたので、自分は今回彼のサポートに回った。
そして、クラス初日。参加者の数は8人。去年と同じ人数。去年買ったロボット。去年使ったコード。それでも、去年一度はクラスをやりとげたおかげで、数社から声をかけていただいたし、シミュレータをつかってくれないかという企業もあった。来年はいろいろとできそうな予感。
そして今年もロボットをいじって楽しむだけでは終わらず、ロボットを使った順/逆運動学に関する実験、フィードバックコントロールの基礎、MITの先生のレクチャーなど、アカデミックなクラスを心がけた。ただrobo-oneをMITでやるというだけではない。このクラスから、少しでも多くの学生が、ロボットを研究をしたいと思い、ロボットをつかって将来なにができそうか、MITではどんな研究が行われているのかを知ってもらおうと試みた。これは去年と同じ。例えば、自分のアドバイザーであるHugh Herrは開発中の義足を持ってきて、人間のメカニズムとロボットのテクノロジーをいかに融合するかというレクチャーをし、早速夏にUROPしたいという学生が現れた。(UROP: Undergraduate Research Opportunities Program 学部生が研究室で研究できる制度)
そんな6.095 humanoid robot competitionは1/30に最終日を迎える。MIT、及びMIT周辺に生息している方々、ぜひ去年とは違う参加者のロボットの動きを見にきて下さい。今年は自分のロボットをまったくいじっていないので、去年のような大人げないことはしません。
CSAILの記事
クラスのwebsite
ちなみにMITではほかにもいくつかロボットのクラスがある。歴史もそれなりに長いので、クラスの規模も大きい。最終日はかなり大規模なコンペティションをやっているので、興味があればぜひ見に行ってください。きっと最初は楽しいですが、最後の方は退屈になることでしょう。。。
1/30 6.095 humanoid robot competition at 18:00 in 37-212
http://courses.csail.mit.edu/iap/6.095/index.html
1/31 6.270 AUTONOMOUS ROBOT DESIGN COMPETITION at 6PM, 26-100
http://web.mit.edu/6.270/www/
2/1 6.370 battle code at 7:00 PM to 09:00 PM, Kresge Auditorium
http://battlecode.mit.edu/2008/
2/2 maslab at 2:30 PM in 26-100
http://maslab.lcs.mit.edu/
2008年1月31日木曜日
2008年1月25日金曜日
じつは最近まで日本に帰っていた。
今回の帰国はバケーションではなくお仕事。
MIT メディアLAB ++
MITメディアLAB 取材こぼれ話
MITメディアラボ in 東京 | WIRED VISION
ぼくの所属するMedia labでは年に2回スポンサーウィークとよばれるオープンハウスがある。これはMedia labのスポンサーの方々を招待して、研究のアップデートを行うイベントである。しかし、土地柄からか、アジアからの参加者はいただいている金額にくらべて少ない(らしい)。現在のMedia labの収入の45%以上がアジアにheadquarterを有する企業からのスポンサーであり、これからのアジア諸国の経済的•技術的な発展を考え、アクセスのしやすい日本でMITメディアLAB++というイベントを行った。
そこに数人の教授陣に混じって、なぜがぼくが発表する機会を得た。最初は所属する研究室の研究のアップデートをいつもアドバイザーがやっているような感じでやればいいのかと、高を括っていたけれどリハーサルでぼろぼろにされる。自分に求められていたことは、ただのアップデートではなく、熱意だった。なぜ、Media labに来たのか、Media labの魅力はなにか、なぜいまの研究をやっているのか、というようなことを学生の立場から改めて考えるいい機会になりました。また、普段あまり話をしたこともない教授陣と話をする機会もできた。
一番うれしかったことは、自分の発表直後にarchtravelerがきてくれたこと。少ししか話ができなかったけれど、まったくもって元気で、あいかわらず熱かった。かれは本当にがんだったのだろうか。。。
まじめな話はさておき、今回の仕事のおかげで3日の間国際文化会館に泊まることになった。六本木ですよ。六本木。六本木ヒルズはみたことはあるけれどいったことがなかったので、いってみたかったけれど、さすがに一人じゃいけないところでした。。。最近ではミッドタウンというのもあるらしいですね。まったくしりませんでした。
今回の帰国で連絡するといっておきながら、連絡できなかった人たちごめんなさい。結婚する人、おめでとう。転職する人、がんばれ、留学したいっていったひと、やめとけ。
では。
今回の帰国はバケーションではなくお仕事。
MIT メディアLAB ++
MITメディアLAB 取材こぼれ話
MITメディアラボ in 東京 | WIRED VISION
ぼくの所属するMedia labでは年に2回スポンサーウィークとよばれるオープンハウスがある。これはMedia labのスポンサーの方々を招待して、研究のアップデートを行うイベントである。しかし、土地柄からか、アジアからの参加者はいただいている金額にくらべて少ない(らしい)。現在のMedia labの収入の45%以上がアジアにheadquarterを有する企業からのスポンサーであり、これからのアジア諸国の経済的•技術的な発展を考え、アクセスのしやすい日本でMITメディアLAB++というイベントを行った。
そこに数人の教授陣に混じって、なぜがぼくが発表する機会を得た。最初は所属する研究室の研究のアップデートをいつもアドバイザーがやっているような感じでやればいいのかと、高を括っていたけれどリハーサルでぼろぼろにされる。自分に求められていたことは、ただのアップデートではなく、熱意だった。なぜ、Media labに来たのか、Media labの魅力はなにか、なぜいまの研究をやっているのか、というようなことを学生の立場から改めて考えるいい機会になりました。また、普段あまり話をしたこともない教授陣と話をする機会もできた。
一番うれしかったことは、自分の発表直後にarchtravelerがきてくれたこと。少ししか話ができなかったけれど、まったくもって元気で、あいかわらず熱かった。かれは本当にがんだったのだろうか。。。
まじめな話はさておき、今回の仕事のおかげで3日の間国際文化会館に泊まることになった。六本木ですよ。六本木。六本木ヒルズはみたことはあるけれどいったことがなかったので、いってみたかったけれど、さすがに一人じゃいけないところでした。。。最近ではミッドタウンというのもあるらしいですね。まったくしりませんでした。
今回の帰国で連絡するといっておきながら、連絡できなかった人たちごめんなさい。結婚する人、おめでとう。転職する人、がんばれ、留学したいっていったひと、やめとけ。
では。
2008年1月9日水曜日
去年、MITでこんなことをやった。そう、Robo-oneである。といっても日本で行われているものとはちょっと違い、もう少しアカデミックな脚色をつけたクラスにした。今年もこのクラスをオーガナイズすることになった。
IAPのクラス紹介
course website
本当であれば、去年の参加者が引き継ぎを行い、自分はアドバイザー的な立ち位置でクラスを見守る程度の貢献ができればと思っていたのだけれど、新オーガナイザになるべく人たちがいきなりのドタキャン、そして残った一人といっしょにオーガナイズすることになった。
クラスの内容もどちらかといえば縮小傾向。スポンサー集めをいっさい行ってこなかったので、去年購入したロボットとCPUを使って、コーディングにフォーカスを置いたクラスにした。チーム数も去年と同じ4チーム。しかし、去年行ったコンペティションで知名度は少しあったおかげで、これといった宣伝もしないうちに定員オーバーとなった。なんといっても、一回行ったことをもう一回やるのだから、あたらしいことはあまりない。つまりは去年とは比較にならないほど楽。
1月7日はクラスの初日だった。去年と同じようにロボットを配り、クラスの概要説明。そして、去年と同じようにRus Tedrakeのロボット概論。新しいことがないため、あまり刺激的ではないけれども、まずは継続が大事と割り切り今回は来年への飛躍のための準備期間と位置づける。(といいな)といっても学生といっしょにロボットの話をするのはやっぱ楽しい。
今年もコンペティションをやります。まだ場所は決まってませんが、1/25の夕方5時からMITのどこかの部屋で行います。時間があるかたはぜひ、見にきて下さい。
IAPのクラス紹介
course website
本当であれば、去年の参加者が引き継ぎを行い、自分はアドバイザー的な立ち位置でクラスを見守る程度の貢献ができればと思っていたのだけれど、新オーガナイザになるべく人たちがいきなりのドタキャン、そして残った一人といっしょにオーガナイズすることになった。
クラスの内容もどちらかといえば縮小傾向。スポンサー集めをいっさい行ってこなかったので、去年購入したロボットとCPUを使って、コーディングにフォーカスを置いたクラスにした。チーム数も去年と同じ4チーム。しかし、去年行ったコンペティションで知名度は少しあったおかげで、これといった宣伝もしないうちに定員オーバーとなった。なんといっても、一回行ったことをもう一回やるのだから、あたらしいことはあまりない。つまりは去年とは比較にならないほど楽。
1月7日はクラスの初日だった。去年と同じようにロボットを配り、クラスの概要説明。そして、去年と同じようにRus Tedrakeのロボット概論。新しいことがないため、あまり刺激的ではないけれども、まずは継続が大事と割り切り今回は来年への飛躍のための準備期間と位置づける。(といいな)といっても学生といっしょにロボットの話をするのはやっぱ楽しい。
今年もコンペティションをやります。まだ場所は決まってませんが、1/25の夕方5時からMITのどこかの部屋で行います。時間があるかたはぜひ、見にきて下さい。
2008年1月5日土曜日
2007年も終わり、また新しい年が始まってしまった。みんな口をそろえて、時が経つのが早いっていうけれど、まさそのとおり。小学校のころは、6年間ずっとあんな時間が続くとばかり考えていて、1年1年もっと長く感じていた気がする。年を取っていくと、もっと時間がたつのが早く感じると、だれかが相対性理論を根拠に話をしていたけれど、ほんとだろうか。。。
こっちにきて1年目は日本、2年目はNYにいたので、今回の年末年始初めてボストンで過ごすことになった。ボストンでは、ダウンタウン周辺で毎年new year eveのイベントが催されているらしい。昼過ぎから教会や劇場で、演劇や音楽演奏などが行われていて、そこに入るためには13ドル(MITで買うと)のバッジをつけていればどこへでもいけるという話を聞いていたので、買っておいたのだけれど、痛恨の忘れ物をしてしまい、結局バッジなしでいけるところへ友達といくことになった。
下の写真は氷の彫刻の一つ。ライトアップもきれいにされていて、沢山の人に囲まれていた。
そのあと、食事をして時間をつぶしていると、カウントダウンの時間が近くなっていることに気づき、ハーバーの花火かcopleyのカウントダウンイベントか悩んだ末にcopleyにとどまることにした。そこにはものすごい数の人が集まっていて、この中途半端な街にも人があつまるもんなんだと思った。
カウントダウンの数時間前にテレビ中継でアナウンサーらしき人たちは一つのモニターをみていることがあった。周りをみていると、そこに集まっているやじうまたちもそのモニターを静かにみていた。よーくモニターをみていると、建物の最上階からものすごい火がたちこめている映像だった。だれかたnew year eventの一つじゃないかともいっていたけれど、じつはこれは火事だったらしい。
ニュースの記事
一人がなくなる大惨事だったようだ。しかし、テレビ中継がもどってくると、周りの静けさはどっかに飛んで行き、new yearの盛り上がりを取り戻した。それもちょっとなぁ。。
というわけで、あけましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいします。
こっちにきて1年目は日本、2年目はNYにいたので、今回の年末年始初めてボストンで過ごすことになった。ボストンでは、ダウンタウン周辺で毎年new year eveのイベントが催されているらしい。昼過ぎから教会や劇場で、演劇や音楽演奏などが行われていて、そこに入るためには13ドル(MITで買うと)のバッジをつけていればどこへでもいけるという話を聞いていたので、買っておいたのだけれど、痛恨の忘れ物をしてしまい、結局バッジなしでいけるところへ友達といくことになった。
下の写真は氷の彫刻の一つ。ライトアップもきれいにされていて、沢山の人に囲まれていた。
そのあと、食事をして時間をつぶしていると、カウントダウンの時間が近くなっていることに気づき、ハーバーの花火かcopleyのカウントダウンイベントか悩んだ末にcopleyにとどまることにした。そこにはものすごい数の人が集まっていて、この中途半端な街にも人があつまるもんなんだと思った。
カウントダウンの数時間前にテレビ中継でアナウンサーらしき人たちは一つのモニターをみていることがあった。周りをみていると、そこに集まっているやじうまたちもそのモニターを静かにみていた。よーくモニターをみていると、建物の最上階からものすごい火がたちこめている映像だった。だれかたnew year eventの一つじゃないかともいっていたけれど、じつはこれは火事だったらしい。
ニュースの記事
一人がなくなる大惨事だったようだ。しかし、テレビ中継がもどってくると、周りの静けさはどっかに飛んで行き、new yearの盛り上がりを取り戻した。それもちょっとなぁ。。
というわけで、あけましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいします。
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